1. virtctl コマンドのダウンロード #
以下のディレクトリに移動します。
cd $BASE_DIR/rosa-ocpv/test-virtual-machine
以下のコマンドを実行すると、OpenShift Console の URL とログイン方法が表示されるので、その情報を使って OpenShift Console
にログインします。
./ocp-show-console-url.sh
OpenShift Console
の右上のメニューから、コマンドラインツール
をえらびます。
以下のリンクからコマンドをダウンロードします。(この例は Linux です)
ダウンロードしたら解凍します。
tar xzf virtctl.tar.gz
/usr/local/bin
に移動させておきます。
sudo mv virtctl /usr/local/bin
インストールを確認します。
virtctl version
2.仮想マシンの作成 #
以下のスクリプトで仮想マシン my-first-fedora-vm
が my-vms
という project
に作成されます。
仮想マシン用の秘密鍵を ~/.ssh/id_vm_rsa
として作成します。何か聞かれたとりあえず、Enter キーで大丈夫です。
10分程度で仮想マシンが作成されます。
./create-virtual-machine.sh
3.Virtual Machine 作成の確認 #
以下のコマンドで作成状況が確認できます。
watch oc get virtualmachine my-first-fedora-vm
Status
が Running
になるまで待ちます。
参考情報ですが、仮想マシンは、my-vms
と言う project
内に作られます。作業の中で一番時間がかかるのは、RWX の Volume 作成で、その PVC (Persistent Volume Claim) の進行状況は、以下のコマンドで確認できます。
oc get pvc -n my-vms
4.仮想マシンへのログイン #
以下のスクリプトで 仮想マシンにログインできます。ログインして遊んでみましょう。
virtctl ssh fedora@my-first-fedora-vm -i ~/.ssh/id_vm_rsa
5.仮想マシンのライブマイグレーション #
この環境では、2本の Baremetal Node
がインストールされています。そのどちらかの Node
に 仮想マシンがデプロイされています。
以下のコマンドで現在、仮想マシンがデプロイされている Node
がわかります。
oc get pods -o wide | egrep "my-first-fedora-vm | Running"
仮想マシンを、別の Node
に Live Migration
(VMWare
で言う所の vMotion
) してみます。
virtctl migrate my-first-fedora-vm
少し待ってから、もう一度、仮想マシンがデプロイされている Node
を確認してみます
oc get pods -o wide | egrep "my-first-fedora-vm | Running"
違う Node
上に仮想マシンが移動しているがわかると思います。この環境では、10秒以内には Live Migration
が完了しているはずです。
6.OCP Console を使った操作 #
仮想マシンの操作は、CLI だけでなく、GUI からも行う事ができます。
以下のコマンドで OpenShift Console
のログイン URL が表示されるので、GUI での操作もいろいろ試して見てください。
./ocp-show-console-url.sh
以下の GUI 上から、仮想マシンの起動、停止、Live Migration、スナップショットの取得など各種操作を行う事ができます。
7.仮想マシンの削除 #
以下のコマンドで仮想マシンが削除できます。
oc delete vm my-first-fedora-vm
oc delete project my-vms