5. OCP-V を試して見る

1. virtctl コマンドのダウンロード #

以下のディレクトリに移動します。

cd $BASE_DIR/rosa-ocpv/test-virtual-machine

以下のコマンドを実行すると、OpenShift Console の URL とログイン方法が表示されるので、その情報を使って OpenShift Console にログインします。

./ocp-show-console-url.sh

OpenShift Console の右上のメニューから、コマンドラインツールをえらびます。

clidownload1

以下のリンクからコマンドをダウンロードします。(この例は Linux です)

clidownload2

ダウンロードしたら解凍します。

tar xzf virtctl.tar.gz

/usr/local/bin に移動させておきます。

sudo mv virtctl /usr/local/bin

インストールを確認します。

virtctl version

2.仮想マシンの作成 #

以下のスクリプトで仮想マシン my-first-fedora-vmmy-vms という project に作成されます。

仮想マシン用の秘密鍵を ~/.ssh/id_vm_rsa として作成します。何か聞かれたとりあえず、Enter キーで大丈夫です。

10分程度で仮想マシンが作成されます。

./create-virtual-machine.sh

3.Virtual Machine 作成の確認 #

以下のコマンドで作成状況が確認できます。

watch oc get virtualmachine my-first-fedora-vm

StatusRunning になるまで待ちます。

参考情報ですが、仮想マシンは、my-vms と言う project 内に作られます。作業の中で一番時間がかかるのは、RWX の Volume 作成で、その PVC (Persistent Volume Claim) の進行状況は、以下のコマンドで確認できます。

oc get pvc -n my-vms

4.仮想マシンへのログイン #

以下のスクリプトで 仮想マシンにログインできます。ログインして遊んでみましょう。

virtctl ssh fedora@my-first-fedora-vm -i ~/.ssh/id_vm_rsa

5.仮想マシンのライブマイグレーション #

この環境では、2本の Baremetal Node がインストールされています。そのどちらかの Node に 仮想マシンがデプロイされています。

以下のコマンドで現在、仮想マシンがデプロイされている Node がわかります。

oc get pods -o wide | egrep "my-first-fedora-vm | Running"

仮想マシンを、別の NodeLive Migration (VMWare で言う所の vMotion) してみます。

virtctl migrate my-first-fedora-vm

少し待ってから、もう一度、仮想マシンがデプロイされている Node を確認してみます

oc get pods -o wide | egrep "my-first-fedora-vm | Running"

違う Node 上に仮想マシンが移動しているがわかると思います。この環境では、10秒以内には Live Migration が完了しているはずです。

6.OCP Console を使った操作 #

仮想マシンの操作は、CLI だけでなく、GUI からも行う事ができます。

以下のコマンドで OpenShift Console のログイン URL が表示されるので、GUI での操作もいろいろ試して見てください。

./ocp-show-console-url.sh

以下の GUI 上から、仮想マシンの起動、停止、Live Migration、スナップショットの取得など各種操作を行う事ができます。

image

7.仮想マシンの削除 #

以下のコマンドで仮想マシンが削除できます。

oc delete vm my-first-fedora-vm
oc delete project my-vms